納税通信

「納税通信」2月13日(3460)号に、“そうだ税理士に聞いてみよう!”連載第32回を寄稿させていただきました。テーマは「力士の収入と税金のカラクリ ~「所得」の分類の考え方~」。

稀勢の里が横綱に昇進し、今や相撲ブームが絶頂です。ところで、力士の収入というと、どうも「ごっつぁんです」のイメージが強く、どんぶり勘定なのではないかと思われている方が多いかと思います。

ところが、そこは国技。力士の課税に関して個別通達が出ていて、収入の内容によってどう所得を区分すれば良いか、細かく決まっています。また、懸賞金については後で力士が納税に苦労しないよう、相撲協会が約半分を納税準備金としてプールしておくなど、案外しっかりしています。このやり方、納税資金は準備預金に毎月振り替えするなど、経営者の資金繰りのヒントにもなりますね。

※ “そうだ税理士に聞いてみよう!”は隔週連載の人気コラム。いまのところ無期限の長期連載の予定。今後も時事に絡め、経営の「?(ギモン)」を読みやすく解説してまいります。